ノーネーム・ノーライフ

【役割論理】星になれなかった輝きたち【ヤケモンSV】

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こんにちは ノーネームと申します

今年も残りわずかとなりツイッター(現X)では #いいねの数だけお世話になったポケモンを紹介するなんて素敵なタグがありましたので便乗です

しかしヤケモンに限っても何人もの役割論者の方が語っているでしょうしいいねの数に支配されるのも面白くはないので今年使ってよい思い出の少なかった(力をうまく発揮できなった)と思うヤケモン(及び議論にかかった候補)を上げていくことにします

当たり前ですがここで挙げらからと言って金輪際ヤケモンになれないわけではないですし降格妥当というわけでもありません

 

 

今世代は有力なフェアリーが前世代以上に少ないにもかかわらず序盤から苦しい評価だった マジフレ没収・精霊プレートの不在等マイナス要素もあったが対ドラパ・サザンが評価された前作と比較し、今作は最初からカイリューガブリアス・セグレイブという物理竜の存在があり、加えてテラスタルの存在からフェアリーという耐性が活きにくい状況でもあった それなりの特殊フェアリー火力(音技)を持つという特色でレギュBは対ツツミコノヨ対策として(本当に)若干評価を持ち直した感はあったが・・・

前世代終末期にはヤクティニ師範代が使用可能であり同タイプ・特殊AT・テラスとも相性の良い特性・物理に厚めの種族値ということで期待は高めだったが 長らく続くエスパー不遇の壁は非常に厚いと感じた 現代ポケモン対戦においてエスパーの役割というと格闘受けは期待できず、対エスパー・毒ポケモン入りの受け構築に偏りがちである 8世代からありがちな「眼鏡を持たせて出すことができると強いが役割範囲の少なさゆえに選出率が低く他のヤケモンに眼鏡が渡る 結果として微妙なヤケモンである」という評価を覆すことができなかった

格闘等倍の悪打点持ちということでクエスコノヨに強めなことから事前アンケートの評価の低さを覆しまさかの昇格を果たしたが(これもある意味問題)レギュCになってからは特にクエスパトラが鳴りを潜めたことで短期間での降格となった使用していて気になった点はヤザンドラと比較して火力及び最大打点の低下で神器・若しくはテラス使用時でも余りにも一撃で打ち漏らすことが多いこと、猿の格闘打点をドレパンと想定していたことから(実際インファ猿なんてほぼ存在しなかったが)垣間見える耐久方面も不足していたことである またハバタクカミ・テツノツツミ・Wロトム等嫌な連中を相当呼んでしまうこともプレイングの難易度を上げてしまう要因でもあった

初期では霊技の火力不足と役割範囲不足が指摘され落第してしまいDLCでポルタ―ガイストが解禁、役割対象としてオーガポン・アローラキュウコンが現れたために再び議論候補になった

ただ使っていて感じたのは火力(ポルターガイスト)が強くない 鉢巻を持てばヤラヤラ並の火力は出るものの鉢巻であるために襷持ちには連発出来ずBEにも当然使えないために振り回すことのできる展開はかなり限られる また雪の仕様でアロキュウには瓦割レ発したほうが良い場面が多く 低めの耐久によりフレドラも撃ちにくい・・・と思ったよりも爽快さに欠ける使用感だった

登場以降戦術のの代名詞とも言ってよいヤケモンであり、カミ対策不足にあえぐ役割論理の救世主になることを期待されての解禁となったが眼鏡霊技が受からずエナジー水テラスカミには逆にはめられる 攻撃面は裏のカイリューウーラオスに押す技が少ないテラスはそもそもの耐性が優秀なので着る機会が少ないと期待を大きく裏切る結果となった 何よりもレギュB以来ヤンギと併せヤーティのハバカミ対策として使われていたヤツノドクガを使い物にならなくしてしまったことが罪深く解禁が却ってヤーティのカミ対策の幅を狭めてしまう結果となった(要検証)氷4分の1と高耐久・マグマストームのバインド効果でパオ対策として使用していた時期があったがかつてポリ2に撃っていたマグストと異なりパオへのマグストは外せば即負けにもつながる大変危険な技であった 7世代まではめちゃくちゃ助けられてきたが8世代からあまり良い思い出に恵まれないのが残念

環境にパオジアン・連撃ウーラオスが存在するため汎用物理受けとしての地位が揺らぎつつある またカイリューも勝てるわけではないが鋼テラスの増加、蜻蛉帰りでマルスケ剝がした後の展開次第ではポテンシャルを感じる 攻撃面はついに手にした一致飛行技テラバースト筆頭に展開できれば強いのギリギリのラインは保っていると思われる

 

ヤードランやヤンドロスがここで挙がるあたりにインフレを感じる

 

久々のフェアリー解禁、それなりの種族値・胞子対策の特性であることも相まり期待は高かったが蓋を開けると何とかヤケモン程度の評価しか得ることができず後に落第となった

ヤブトプスというと春の嵐はクソ技であるという風説があまりにも巻き上がっているが 落ち着いてほしい

理由は色々あるが・鈍足のくせに対して耐久が高くない(無駄にAに割かれ過ぎ&HP低い) ・妖/飛行なのに飛行打点が存在しない だと思う

前者に関しては役割論理が受けがちな誤解の一つでもあるが優秀な耐性且つ無駄を削った結果なら鈍足でも全然かまわない しかし霊獣ラブトロスは耐性は下で述べるが優秀とはいいがたく基本使わないAに115も割いてあり種族値に対し無駄が多すぎる 霊獣ランドロスはHP89 C105であり加えて威嚇も備わっていると耐久がどれだけラブトプスがの耐久が心もとないか・・・ 役割範囲があまり広くなくまた岩2倍によりステロから投げられるガッサには普通に不安定であることも露呈した

後者に関して妖/飛行というタイプは耐性面ではそれぞれヤーティ内のドラゴン/地面の一貫を切ることができるが単体ではガブピンポイントになりがちなのでめちゃくちゃ強いとは言えない 一方で攻撃面に関しては両方とも一貫性に優れ、両半減の鋼には炎技が通る この攻撃面を最大まで活かしていたのが8世代のヤゲキッスである ヤゲキ(白)は一致打点がエアスラ/マジシャでありながら広い等倍範囲と鋼に撃つ大文字により通常時は眼鏡 若しくはダイマックスすることにより火力の押し付け、サイクル崩しを可能にしていた

ラブトプスは春の嵐というアシレーヌムーンフォースを超える妖技打点を持ち、鋼への打点も大ジフレ・馬鹿力を擁していたが、肝心の飛行技がなく、また鋼への鋼への打点さえもキッスに劣っていた(ドランエンペを除く) このポケモンの攻撃性能も種族値ほどではなかったのである

これら前提なしで「春の嵐はクソ技だ」と発言することは役割論理においては「ムーンフォース春の嵐」という間違った理解を他の人に与えかねないため注意を促したい

あくまでも激せま役割範囲微妙耐久微妙攻撃性能のヤケモンのメーンウエポンが春の嵐だからネタになるのである 春の嵐自体は立派にありえる技であることを忘れてはならない

それはそうと天邪鬼馬鹿力を残してもらったのにこの様のラブトプスお前はいったい何なんだ・・・

 

・所謂ありえる要素でありながらプレイングに制約が掛かるために使いづらく感じた要素 繰り返しになるが全く持ってありえる要素であるため別に削除を提案していることではない

一部の技の仕様

デカハンマー・ブラッドムーン・ポルターガイスト

役割論理の基本的な考えはサイクル戦であるからうち逃げで使えるこれらのデメリットは全くありえる技ではあるがプレイング上では連発出来ない技でもある よって竜星群やオーバーヒートと異なり交代or居座りが選択できない技=実質拘ることができない技でもある ポルターガイストも襷持ちやBEに対しては押すことができないため前作での使い勝手とは大きく異なる(使い手も異なるため猶更)

神器たるこだわりアイテムを持たせることが難しいことに加え今作は3体目で詰めてくるカイリューへの対処が特に難題でもあるので最大打点連発で追い込むことができないのは大変気になる部分でもある

巨剣突撃もデメリットはインファイトみたいなものだけど重すぎて実質的に突っ張ることができない

こぼれ種・憤怒の拳

相手の特定の行動(攻撃)をトリガーに発動する特性・技である

分類的にはサイクルに入る役割論理では当然あり得る存在なのだがうまく強みを感じることができなかった 初手のディンルーには有利だがGF展開できずにカイリューサフゴに引かれるケースも多々ありノーマルを含むタイプも含めオリーヴァというヤケモンの性能を引き出すことはできなかった・・・

憤怒は役割論理で使うには猿の耐性が微妙すぎる 当たらないと強化されないのに無効が2つ 半減は虫毒岩なので絶望的に耐性とかみ合っていない

9世代の役割論理(1年目について)

個人的に好きなレギュレーションはD>B>E>A>Cである 傾向的に強いヤケモンが登場するレギュレーションが好きらしい D(ヒスイヌメルゴン、ガチグマ、イダイトウ、ヒスイウインディ) B(カイナ、ドクガ、キバ)

Aに関しては対戦をやりだすのが遅すぎたと反省 ただSVにキれつつプレイしていたので仕方ない部分もある(適当)

役割論理全体でもA~Eそれぞれでレート2000達成者が出ているために決して悪い世代ではないと思う でも8世代のバトルも好きなんですよ これは一番伝えたかった

9世代のヤケモンバトルの素晴らしい点は新ヤケモンの質量の充実感である 23年12月現在1軍の座を護っている5体のヤケモンのうち3体が9世代より使用可能になったヤケモンである(Bヤンタロス ヤツノカイナ Hヤメルゴン) その他久々に御三家から昇格した天然ヤケモンのヤウドボーン 補助技をシャットアウトする特性と極めて高い鋼打点を併せもつヤーフゴー 神器を消費せず、なおかつ強力な攻撃性能を持つヤチグマ(原種) 耐性面は微妙だがプレートの上位互換である専用持ち物で神器を消費せず対ハバカミ要因であるヤーガポン等これまでいなかったような種類のヤケモンが誕生している またヤンペルトの昇格、ヤザンドラの奮闘、ヤリテヤマの残留力など古参ヤケモンの頑張りも見られ、特にヤータクンの昇格は多くの役割論者を驚愕させた

ヤケモンとの出会いと別れでもある昇格・降格議論にもいろいろあったわけですがそれを語ると長くなりそうなのでいつかの機会にしようと思います

それではよいお年を

 

終わり