だい
こんばんは ノーネームと申します。8世代のヤケモン対戦史、今回はHOME解禁からシリーズ6まで 初期環境は前回をご覧ください。
no-name-no-life.hatenablog.com
Pokemon HOME解禁
8世代版ポケモンバンクというべき(?)機能を持ちこれにより過去作からガラルへのポケモン輸送が可能に 解禁に伴いガラルに出現するポケモンの別リージョンフォルムとアローラ御三家ポケモンが解禁された 解禁された新規候補としてアシレーヌ・ガオガエンに加えキョダイマックスラプラスの対策になりえる候補とされたモスノウ・チョッキGヒヒダルマが議論の対象となった。
強くなったヤケモン
…前作こそレヒレに押され気味で若干影が薄かったもののリストラによる火力耐久がデフレした環境ではその火力の高さが抜群に生きる形になった。高い等倍火力・若干不足しがちな耐久を補ってくれるダイマ性能に加え対ドラパルトサザンはじめヒヒダルマやウオノラゴンの処理とヤーティにとって厄介な面々を処理してくれることが評価され議論では満場一致の昇格となった。耐久は正直怪しい部分があるものの蒸気を含めてヤシレーヌの刺さりが極めて良かったため強気な選出しても括約できたという背景はある。眼鏡ムンフォで飛ばしたダイマドラパは数知れず・・・
ガラル御三家夢特性解禁&DLC『鎧の孤島』配信
6月頭にHOME連携の特典として夢特性のサルノリ・ヒバニー・メッソンが配信された、これによりグラスメイカーゴリランダー・リベロエースバーン・スナイパーインテレオンが解禁され中でもリベロエースバーンは前作の汚い蛙忍者を彷彿とさせる圧倒的パワーで瞬く間にランクマッチを制圧した 役割論理も例外ではなくエースバーン対策を講じるのが急務とされた。また鎧の孤島配信により約200種類ほどのポケモン+図鑑には乗っていないが3闘も解禁され初期議論同様に『鎧の孤島』議論が行われることと相成った。
環境は相変わらずのドラパルトミミッキュトゲキッスドリュウズに加えエースバーンゴリランダーポリ2などの躍進により崩壊し、一方でエアームド・ラッキーの受けループの主要パーツも復活したためヤーティは両方への対応を迫られることに、特にエースバーンとポリ2が組んだ場合の対処に悩まされることになった。またこのころはまだウーラは連撃優勢である。
強くなったヤケモン
…火力は変わらず優秀なままロトム全般、ゴリランダー、トゲキッス、エースバーン、Dに振っていないポリ2などに強いことから高い評価を得て昇格した 特に電気、エースバーン両方勝ちうるというのは大きな長所である 一方で耐久は若干のもろさがあるため注意が必要である。
…リーフストーム習得により特殊メインの方も使用可能になり使い勝手が向上 草と格闘の役割範囲を併せ持ち、それなりに採用率を持つ水妖組やジバコイル、ノーマル耐久に強気に出ることができる刺さりの良さから鎧時代の優秀なヤケモンとして役割論理を支え続けた。ただやっぱりAC90はきついものがある・・・
…エースバーンに最も役割が持てるといって過言でもないヤケモンとしてリベロバーン登場以来一気に(初期ですら低くはなかった)評価がさらに上昇した。ダイロックの存在からダイマの切り合いで勝てるだけではなく、威嚇で粘って後続のヤラミドロ・ヤサイドン・ヤッチラゴンなどエースバーンに不利を取らないヤケモンのダイマで切り返すという処理ルートが確立された エレキボールで即死することを加味しても鎧期のヤーティにおける貢献度は計り知れない 一方で遂行できない相手への負担は軽くなりがちであるためダイマをすかされ耐久ポケに引かれて負けという事もよくあった
新規ヤケモン
(一撃)…メジャーなポケモンで有利を取るのはドラパルト・ポリ2くらいであるものの鉢巻暗黒強打で受けを次々を粉砕することが評価され昇格 一方連撃ウーラスはヒヒダルマやウオノラゴンに強めで一見有用そうであるもののヤーティの絶対的な枠であるヤャラドスと枠を競合することや格闘ゆえの包囲網が厳しく落第となった。
弱体化したヤケモン(候補)
/…ヤドランは念願のハイドロポンプ、ヤラヤラはシャドーボーンよりも火力の高いポルタ―ガイストを習得し、ダイマとの相性も悪くないもののイマイチ環境への刺さりがよくないこと、ヤドランはダイマ環境では再生力もヤーティではあまり役に立ちにくいこと、役割対象の少なさから残念ながら落第となった。
…アシレ解禁時はまだまだいけるという感じだったがマリルリも解禁されじりじりと7世代のようなフェアリー包囲網に囲まれ始めた
ランクバトルシリーズ6(上位禁止ルール環境)
公式からのアナウンスで鎧の孤島解禁以来使用率上位の以下のポケモンの使用禁止ルールが発表される
フシギバナ ギャラドス ポリ2 バンギラス コータス カバルドン ジバコイル
トゲキッス エルフーン ドリュウズ ガオガエン ミミッキュ ゴリランダー エースバーン イヱッサン ドラパルト
なぜかダブルもシングルも一括して計上する謎の規制リストだがヨロイの孤島解禁よりも大きな変化をランクバトルにもたらすこととなる。シリーズが始まりギリギリ規制を回避したウーラオスとそれを抑え込むフェアリーの需要が増加し、それに伴いヤケモンの評価も変動していった。なお特殊ルールの考察自体は行われるものの議論は行われなかった。
強くなったヤケモン
(連撃)…通常環境で落第してしまった為ヤケモンと呼んでいいのかは疑問が残るが前述のように目の上のたんこぶがいなくなったために、またヤャラがヤーティに入れられなくなった(エースバーンも出禁になったため入れる必要がなくなったともいえる)ためヤリルリとともに水物理アタッカーとして活躍の場が増えた。鉢巻水流連打でルガルガンやホルードの襷もろとも粉砕するのは単純に強力でダイマの威力の関係上鉢巻を持つことが多かった。また一撃ウーラの暗黒強打に対し繰り出しインファイトと水流連打で撃ち合って処理ルートが取れるのも優秀である。
…上位禁止ルールではウーラオスが猛威を振るった為ウーラオス受けとしてのアシレーヌ、マリルリ、キュワワー等フェアリー、モジャンボやラフレシアの使用率が伸びたがそれらに刺さるヤケモンとしてヤズレイドの評価が高まることなる。フェアリー・水・草技に耐性を持ち尚且つ高い打点を持つことが評価されたのである。リーフストームはヤザンの竜星並みの火力があるため等倍で通れば1匹持っていくことができ、草半減に対し繰り出されるリザードンやパッチラゴンにはヘドロ爆弾が良い刺さりをした。しかし眼鏡を持つ都合上ウーラとヤズレイドはダイマが弱く飛行技も一貫しているため上手く3体目でフォローしてやる必要はあった。ここではヤズレイドをピックアップしたが他の草ヤケモン(カットヤトム・ヤリジオン・ヤットレイ)も環境に後押しされ優秀なヤケモンとして活躍の場が広がったシリーズでもある
/…トップメタの一角パッチラゴン対策としてさらなる評価を得た。交代際のダイドラグーンは痛いため上手く捨てを活用するかフェアリーで交わしてやる必要はある。ヤサイドンに至ってはパッチラゴンどころかホルードにすらダイマの切り合いで勝ったことがある。正直使っていて自分でも困惑した。
/…ゲンガーやウルガモスなどヤザン・ヤラミで対処しにくいポケモンが使用率を高めたため半数値受けのこの2体も評価された。特にヤメルゴンは粉要因も増えたため採用意義を見出せるようになった
そしてシリーズ6も中盤に差し掛かった10月中盤DLC第2弾『冠の雪原』が配信されることになる・・・
つづく・・・