ノーネーム・ノーライフ

最初で最後の第13回YTC考察のページ

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はじめに

こんにちは ノーネームと申します。

今月末役割論理限定の仲間大会第13回ヤーティカップが開催されます。

今回のルールは冠環境までのポケモンが使用可能・ダイマックスなし・禁止伝説なしです。

また、例によって今回も制限ヤケモン・準制限ヤケモンを設けてあります

制限ヤケモン・・・以下のうちヤーティに1体しか入れることができないヤケモン群(例:ヤンダーとヤティオスの同居は不可能)

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準制限ヤケモン・・・制限ヤケモンを使用する場合は2体、しない場合は3体まで採用可能なヤケモン群

例) 制限ヤケモン1体+準制限ヤケモン2体のヤーティは可

   制限ヤケモン1体+準制限ヤケモン3体のヤーティは不可

        制限ヤケモン0体+準制限ヤケモン3体のヤーティは可

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その他詳しい日付やルールは下のページから

w.atwiki.jp

ダイマ有の前回大会と比べて大きく変化した点といえば7世代から準制限の座につき続けてきたチョッキヤプ・テテフの制限への昇格、そしてカイリュー・カグヤはじめ優秀なダイマアタッカーとして制限のかかっていたヤケモンの緩和が挙げられる

練習大会

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構築経緯

制限枠から一撃を葬ることができドリュウズはじめ多くの鋼枠・ランドはじめ地面に有利に立ち回ることのできるヤ―マンダ サンダー・ボーマンダ対策になるウツロイド コケコ・ウツロイド対策のヤドクイン テテフ対策のヤードラン 広範囲特殊受けのヤンギラス ヤーマンダの過労防止のヤャラドスででヤーティを組みました

軽い使用感ですが

f:id:no-name-no-life:20210622204816p:plain・・・強力なヤケモンではあるがウツロイドの大量発生で若干抑え込まれるように

加えてヤリジオンも数を増やし岩技で撃ち落とされる危険が激増している

f:id:no-name-no-life:20210906204520p:plain・・・対熊師要因のレヒレコケコが数を増やすたため出番も増えた しかしこいつ自体のメタの

ナット・ガルド・ドリュウズも増えたためプレイングが悩ましく

f:id:no-name-no-life:20210906215453p:plain・・・テテフ対策枠は貴重ではあるがやはりメガネが欲しいと思った 後素直に気合玉を撃たれていたら…と肝を冷やす場面も多い ウツロイドを無強化大地で落としきれないという教訓も与えてくれた

・・・対ウツロイド・対コケコとして単体ならばこそこの安定感がありそこからの交換読みの役割破壊能力というのも目を見張る場面はあった が ガルドもレヒレも乱数で落とせないという場面がありあまりの火力の無さに使い手は哀叫してしまった またコケコウツロイドが共存しているYTもありそういう場合は容赦なく過労死していた

f:id:no-name-no-life:20210722021246p:plain・・・鉢巻の火力や役割範囲は文句なしだが熊師マッシブーンヤリジオンという強い格闘がぼちぼちいるのも悩みどころ ヤンギと対峙すると容赦ない交換読みで裏の山田が昇天してしまうのも悲しかった(小並感)

f:id:no-name-no-life:20210622204735p:plain・・・おそらく一番出さなかった 決して弱いわけではないと思うが・・・本人も使い方がよくわかっていないのが原因だと思う

要注意ヤケモン一覧(練習大会を踏まえ)

制限ヤケモン

f:id:no-name-no-life:20210906210205p:plain・・・個人的にまず警戒しなければならないのは一撃ヤ―ラオスだと考えられる 威嚇の利かない専用技、大体のヤケモンよりも素早いS、等倍で2耐えずるヤケモンは存在せず、削れたヤプ・レヒレやヤッシブーンを倒すことのできる役割破壊技を兼ね備えており、ダイマがなくなったことからダイジェットで強引に倒すという手段も使えず、中速以下で構築されたヤーティだと間違いなくなすすべなくタコ殴りにされてしまう。

その分乏しい耐性と低い特殊耐久から尚且つ明確に後出し可能なヤケモンは限られているので使用する側からするとHP管理が重要である。しかしダイマ有の大会でも上位に構築に一撃入りが2つも入ったことから前回よりも脅威は増すと断言しても良い 対策らしい対策といえばフェアリーとマッシブーンのHPを維持する、ヤーティに一撃よりも速く一撃で倒す火力を有するヤケモンを多数採用する、もしくはその両方を有するヤーティでないと厳しいのではないかと考えられる。

f:id:no-name-no-life:20210906203239p:plain・・・使用可能なヤケモン中最速でボルチェンによる対面操作が可能、そして地面に撃つ草技もあるため対処ルートを考えておかないとこちらもボルチェンぐるぐるだけでこちらが削られ終わってしまう。わかりやすく対策になるのはヤンドロス・ヤリュウズ・ヤドクイン・ヤラヤラ 加えてボルトチェンジは通してしまうがフィールドの書き換えにより低めの負担で繰り出せるテテフ・ブルル 単体だと微妙だが組み合わせで通りを悪くすることのできるヤルビアル・ヤラミドロ・ヤツロイド等(ブレイブバードが怖いけど一応ロズレイドも)。一撃と比べると無理なく組み込める存在が多く、また最速という都合上狡猾率で手てくるため対策をしておけば割と動きにくくすることは可能である。

f:id:no-name-no-life:20210921120644p:plain・・・かつては対特殊の抑止力だったが準制限としてがオーバーパワーになってしまった為制限に昇格制限.。制限ヤケモンのヤケモンの特殊率の高さから採用も十分に考えられる。サイコフィールドの弱体化は普通に痛く こいつの為に鋼が多数採用されることが予想されるがドランヤットヤンデツンデヤリュウズには気合玉 カグヤには雷、グロスガルドにはシャドボとそれぞれに有効打があるのが大変強力優秀な役割範囲・耐久・技範囲を持つ一方でフェアリーとしては物理は紙のため上を取られることもあって制限ヤケモン軍の中では一撃に対し唯一対面不利であることに注意

準制限ヤケモン

f:id:no-name-no-life:20210906204520p:plain・・・間違いなく対策必須のポケモンの一角である ヤティには不利をとるもののテテフと似たような役割範囲を持ち、サンダー・山田はじめ広範囲の電気・飛行をカバー可能 レヒレも役割自体は持てないものの対面有利をとれます。ちなみにHP満タンなら火力補正の無いレヒレのドロポンなら耐え、無補正のヤードランの大地も耐える。対策としてはガルド・ナット・ドリュウズの鋼勢(等倍程度じゃBB入った時危険なので注意)に加えヤドクイン、数値で受けるヤビゴンなど ちなみにヤーティカップ使用率上位常連のヤンギの起こした砂でカチカチになってしまうのでヤンギ入りヤーティを使用する際は猶更考慮したほうがいいかもしれない

f:id:no-name-no-life:20210906212751p:plain・・・ダイジェットがなくなったことで準制限ヤケ最速のS108族の優位性が上昇 役割範囲は微妙だが 一撃やレヒレは確実に流すことができる ヤザンも上から粉砕可能 ヤンギに役割が集中していると鉢合わせて裏の山田やヤティにエッジ/メガホーンをぶつけられるので注意 また終盤に削れた相手を一掃してくれるヤケメンでもある 一方で火力は等倍では鉢巻インファ以外何ともといったところ しかし完璧に止めることができるのも少ないためダイマなしでより躍進が考えられる存在である 定番のヤルガルドやカグヤ・山賀の岩等倍の鋼で流す等が考えられる

f:id:no-name-no-life:20210722020945p:plain・・・言わずと知れた強ヤケの一角 コケコを無理なく対策できるほか物理ATに威嚇を入れるだけで仕事をしてくれる。ヤンドロスは一般的なランドと違ってマッシブーンで止まってしまうがヤーティカップ特有の念力気合玉大地ヘドロ草結びおじさんも一定数いるので注意が必要である(どう注意しろという話ですが)

f:id:no-name-no-life:20210622204735p:plain・・・8世代スケイルショットを習得しSを能動的に上昇させることのできる存在であることから今世代は準制限となっている(ちなみにヤルビアルのスケイルショットは違反なので注意)S+1でコケコまでぴったり抜くことができるのだが・・・ショット+3ウエポンとなると使用者からするとの相当悩むのではないかと思う

f:id:no-name-no-life:20210807230912p:plain・・・熊師の真上のSラインという事でやはり強ヤケである ヤーティカップにおけるヤザンの宿命として妖がわらわら出てくるのだがこいつも物理型にするとテテフに関しては返り討ちにすることができる 意外といい技範囲しているため注意しようがないけど注意 地獄突きはどこでついているのは小一時間問い詰めてみたいところである

無制限ヤケモン

f:id:no-name-no-life:20210906210115p:plain・・・対熊師要因 燕返しによる役割破壊には注意 ウーラオスの他バンギ・ドリュウズにも強めでドランよりも速いため結構活躍の場は広いと思われる サブも冷パン・雷パンツ地震と豊富だがヤティの存在から虫技を切るのかは悩ましい

f:id:no-name-no-life:20210906205118p:plain・・・対熊師要因その2兼竜対策 厄介極まりないカイリューにも結構戦えるイケメンだが数を増やすであろうナットレイに有効打を持たずウツロイドが微妙に落としきれない場合があるので可能な限り眼鏡が欲しい 毒付きにも雷パンツにも注意 あとは見かけの役割範囲の割にめちゃくちゃな数値を持つわけではないため強引につぶしにくる場合がある 過労死に注意が必要である

f:id:no-name-no-life:20210906211228p:plain・・・この大会の守護神 テテフウツロに意外に厄介なヤリジオン加えてヤティも受け持つ その点役割破壊技は仕込まれていると容易に予想されるため上手く役割を分散することが必要である ヤルアルド特有のブレードを晒してしまう事にも注意 時には交換読みで突っ込むという恐ろしいプレイも要求されるかもしれない めちゃくちゃぶっ壊れているヤケモンという事はないが練習大会では堂々の使用率1位を誇ったためちゃんと対処√は考えておきたい1体 

f:id:no-name-no-life:20210906215707p:plain・・・コケコ・ヤツロイドに対し役割を持てるイケメン Sも高めでご自慢の攻撃性能を発揮できる環境は整っているといってもいい バンギは地震・馬鹿力が飛んでくるため安易な後投げは注意 ヤリュウズも役割対象に対し耐久が不安なため構築時点でもプレイングの中でも柔軟に誰を見るか考えていかなければならない

f:id:no-name-no-life:20210722021246p:plain・・・古来からヤーティカップのメタサイドの重鎮でありそれは今世代も変わらないがヤリジ/ヤッシ/熊師を筆頭とする格闘と ヤンド/ヤリュ等の地面勢が幅を利かせていること、今回は鋼の存在が重要であること、加えてヤンギ自体がメタに回られ大量に格闘技持ちがいることからランクバトルのような活躍は若干厳しいかもしれない 練習大会ではカイリュー・サザン・ラティオスから格闘技を食らっていたため バンギに一任するのは危険 フェアリーや鋼との並びで動きにくくすればあるいは・・・?という印象

f:id:no-name-no-life:20210622204749p:plain・・・ダイマがなくなったためムーミンも無制限に復帰したが思った3倍くらい厄介だった まず型が物理か特殊か両刀か何の技を持っているのか非常にわかりにくい 加えてマル助にいる耐久も有しているためかなりの対面性能を誇る バンギで砂撒いてレヒレで倒すのが一番現実的だとは思うがカイリューだけの為にその2体の選出が固定されるのはあまりにも危険すぎる

終わりに

ヤーティカップといえば凄まじいまでに互いのサイクルを消耗させ合う超短期決戦が特徴ですが今回はダイマックスがなくなったことでその傾向はさらに強まり如何にも役割論理らしい(?)戦いが待っていると思います 練習大会に参加されなかった方もまだ参加するか及び腰の型もぜひ参加していただけると幸いです

(あとルール違反はないようにね)

 

 

 

 

【役割論理】ヤシアン×Wヤュレム【シリーズ12】

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はじめに

こんにちは ノーネームと申します 

元日に目と耳を疑うような情報が流れてから早1か月 ついに狂気のS12が始まってしまいました 私もちょこっとだけ触ってアルセウスやる予定でしたが思ったよりも楽しく50戦程度はしてしまった為 使った構築自体を残しておこうと思います ヤシアン使わねーよって方も相手に構築に対する基本選出を見てもらえればお役に立てるのかかなとは思います

構築の経緯

構築に関してまず個人的にf:id:no-name-no-life:20210722234902p:plainは絶対に入れたほうがいいと思いました 理由としてはルール上入れ得・・・という事もありますがイベルタルキュレム・白馬・に対しにらみを利かせることができ、中速以下のダイマックスの対処に加え技範囲次第で受けに来るポケモンすらも崩すことができる、他のヤケモンに鉢巻を回すことができる、HPを保持した場合相手のザシアンの対処にも使える・・・とヤーティの中で多くの役割を担うことが考えられていたからです

ザシアンを入れたヤーティを組む場合その構成は①ヤシアン ②対ザシアン要因 ③対オーガ要因 ④対黒バド要因 ⑤対地要因⑥補完のヤケモン になることが考えられます 

そして②~⑥どこに禁止伝説の枠を割くかも重要になります

②にはf:id:no-name-no-life:20210723020511p:plainf:id:no-name-no-life:20210722020255p:plainf:id:no-name-no-life:20210722020430p:plain ③はf:id:no-name-no-life:20210430110948p:plainf:id:no-name-no-life:20210430144614p:plainf:id:no-name-no-life:20210430163131p:plain  ④はf:id:no-name-no-life:20210430144818p:plain ⑤はf:id:no-name-no-life:20210430180139p:plain

 ⑥はf:id:no-name-no-life:20210722020632p:plainf:id:no-name-no-life:20210430145440p:plainf:id:no-name-no-life:20210430180102p:plainが該当すると思います(ヤシアン自体も⑥に含まれるヤケモンだなと思います) ②③④に関しては一般ヤケモン枠でもある程度安定させることのできるヤケモンがいるのですが、f:id:no-name-no-life:20210722021004p:plainに関しては鉢巻を持たせないと火力不足(しかもダイマックスしたい場面も多い)という事もあり今回はほかに鉢巻を回したいヤケモンがいたためガマゲロゲに加えてオーガ対策要員兼⑥の役割のような立ち位置としてf:id:no-name-no-life:20210430144614p:plainにもう一つの伝説枠を任せることにしました 他の枠には禁止伝説戦では定番ともいえるヤケモンを②にf:id:no-name-no-life:20210722224712p:plain⑤にf:id:no-name-no-life:20210722021246p:plain全体的に地面の一貫が気になりランドが重いためf:id:no-name-no-life:20210430111155p:plainを入れることでひとまずヤーティは完成しました 

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各ヤケモン使用感 

f:id:no-name-no-life:20210722234902p:plain…究極のポケモンともいえる破格のステータスを持ち、禁止伝説の中でも頭一つ抜けた性能を持つがダイマできない・トップメタゆえに耐久調整の的にもなりやすいことから意外と止められやすく安易な選出は負けを招くため気を払う必要はあります

ゼルネアス、白バド、キュレム入りには絶対選出、そのほかヤァイヤーが相手のザシアンに突破されたときのケアとしての選出もしていました ゼルネアス自体には有利なもののランドやヌオーが抑え込んでくるのでなかなか勝てなかった イベルタルは繰り出しに関しては案外シビアな部分があるため注意  そのため万能ヤケモンとはいいがたいものの思っていた通りの括約はしてくれたと思います 技に関しては使用頻度は巨獣斬>>>その他といった感じで ワイルドボルトはホウオウに撃つ分有用だが インファイトは現状ちょっと撃ち先が謎だと感じた(一応アタッカーネクロの後出しは許さない程度の使い道はある)ためキョダイラプからの展開を楽にするサイコファングもありだと思います

f:id:no-name-no-life:20210430144614p:plain…もう一体の禁止伝説枠 カイオーガグラードン入りに対し積極的に選出をした パルキアに比べマサル利点は ・フリーズドライの存在からパルキアよりも地面に強い ・数値の高さからダイマックスしてくる竜を対面で処理できる ・一致氷技を撃てることからザシアンをジェットで抜いて対処しようとする相手(イベルタル・サンダー・負けん気ボルトロス・等々)に対し圧力がかかる(特に初手でランドが対面した場合ほぼ引いてくれるのがありがたかった)点です また、ヤマゲロゲと組んだ場合パルキアは役割が被り明らかに無駄が出るがWヤュレムはそれなりに対水を厚くしつつ互いに独自の役割があるため、この組み合わせでの対オーガ要因2枚採用はヤーティにとって使えるのではないかと思います 「ランドやエースバーンを強引に対処する」都合上一般的なD振りはせずHに振っているためカイオーガの最大火力は結構受けてしまう 対カイオーガに関しては基本はヤマゲロゲであることに留意 ダイマしたときの数値は化け物でレシラム・ゼクロムやWキュレムとどうしようもないときにダイマを切り合って倒していました 技に関してはオーガザシアンを意識してザシアンへの打点をクロスフレイム→大地の力に変更しています が、珠だけじゃ一撃にできない・・・後ダイマックスめっちゃかっこいいです・・・

f:id:no-name-no-life:20210722224712p:plain…対ザシアン日食ネクロ要因 ザシアンの巨獣斬に繰り出し 眼鏡オーバーヒート/暴風で負担をかける というシンプルな使用方法ですがこれだけで十分強かったです 舐めて出てくるサンダーやイベルタルは十分に焼き切ることができ カイオーガも暴風で十分削れる(結果キュレムでも安定して繰り出せるようになる) 2発目のオーバーヒートでも無振りザシアンなら倒すことができ剣舞の起点にもならないのが非常に優秀です また、このヤーティ格闘が重いのでエースバーンやウーラとかち合った時は強引にダイマを切っていました 一般ヤケモンでのザシアン対策要員のヤラヤラと比べると ワイルドボルトモロ感である一方 意地巨獣斬も確実に2耐えしてくれることが個人的には重要でヤュレムからの安定した引き先になれることが本当にプレイングに安定感を与えてくれると感じました 眼鏡を持っているもののダイマックスしても強力で2タテ3タテしてくれることもまそこそこあり、 ワイルドボルトを受けてしまっても反動ダメージや炎の体の分勝ち筋が残るので対ザシアンとしては非常に優秀な一体であると再認識した一方で日食ネクロは超技・岩技を持つことに加えダイマックス率が非常に高いことからあまり安定しませんでした 本当はカグヤで相手をしたいところですが・・・ちなみに50戦くらい回したけどステロは一度も撒かれませんでした 

f:id:no-name-no-life:20210722021246p:plain…黒バド・ホウオウ・レシラム・Wキュレムイベルタル・ムゲンダイナ入りには絶対選出 帯ヤンギに比べてダイマックスしたときの遂行能力は落ちてしまうが有利対面からの交換読みの役割破壊能力が飛躍的に上昇したため非常に使い勝手が良かったです エッジでウオノラを飛ばしたり地震でザシアンを倒せるのが本当に強力で序盤からの交換読みで早々に決着がつくこともありました 優秀な役割範囲を持つため選出率は高く特にイベルザシアンに対しかなりの勝ちを稼いでくれました

f:id:no-name-no-life:20210722021004p:plain…対カイオーガ要因 オーガザシアンだったら絶対選出 数値が足りないとか言われるものの(それ自体は否定できませんが)ヤュレムやヤルキアすら押し切らんとするカイオーガの水技を無力化しカイオーガとザシアンどっちにも勝てる可能性を秘めたこのヤケモンはかなり評価しています このル―ルではゴリランダーが基本にヤーティに基本出てこないのでそれなりに水技の通りがよく水技に繰り出した後はそれと無く負担をかけこっちも交代 ヤュレムやヤァイヤーが切り崩した後ダイマして伝説2体を葬るのが頻発していました 火力は控え目に言って控え目なので等倍でゴリ推すことはあきらめて帯を持たせています ダイマしても補正が乗るため決して悪くはないと思います むしろダイアースでかなりのザシアンを葬ることができるようになったため逆に安心? 技は冷凍パンチの枠を瓦割にしたほうがいいかもしれませんがキョダイラプの前でゲロゲが瓦割を決めるビジョンが浮かびませんしジガルデ倒してくれたんで冷パンでも悪くはないと思います あとディアルガ入りのパーティに対し唯一勝ちを収めたゲームはゲロゲがダイマしてディア様と殴り合っていました(笑)

f:id:no-name-no-life:20210430111155p:plain…日食ネクロズマの他対地面要因(ガブ・ランド・ドリュウズ辺りを意識)として入れましたがガブはあまり見ませんでしたしランドはヤュレムを強気に出していたため、対戦した中では実質ネクロドリュウズといった感じです しかし対ドリュウズはかなり安定していました(ダイスチル→ダイスチルが2連急所で肝を冷やしましたが) ネクロズマはコスモパワーは仕方ないにしてダイマがかみ合わないと回復で粘られてしまうため対処はあまり安定しませんでした カグヤでしのいでヤァイヤーで焼き切るというのが理想の流れですがなかなか同時選出がやりにくかったですね

選出に関して

当たり前っちゃあ当たり前ですが禁止伝説に役割を持てるヤケモンを基本的には選出します

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f:id:no-name-no-life:20210722021004p:plainf:id:no-name-no-life:20210430110948p:plain+(f:id:no-name-no-life:20210430110524p:plain)

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f:id:no-name-no-life:20210722021356p:plainf:id:no-name-no-life:20210430110948p:plain(ゲロゲと選択 若しくは両方選出)

そこそこメジャーと思われる並びに対する選出イメージ

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f:id:no-name-no-life:20210430144818p:plain+f:id:no-name-no-life:20210722020255p:plainf:id:no-name-no-life:20210722224712p:plain+f:id:no-name-no-life:20210722021246p:plain+f:id:no-name-no-life:20210906204205p:plain(可能なら)

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f:id:no-name-no-life:20210430173618p:plainf:id:no-name-no-life:20210430110524p:plain+f:id:no-name-no-life:20210722021004p:plain+f:id:no-name-no-life:20210722021356p:plain(最終手段としてヤュレムがダイマして強引に倒します 勝てた数が少なすぎるため他にもあるかも)

f:id:no-name-no-life:20210722021356p:plain+f:id:no-name-no-life:20210722021004p:plain+1 (選出が強くないため負けるべくして負けている)

ヤーィ構築の中で重くなってしまう一般枠がいる場合対面で何とかできるヤケモンはできるだけ選出します

役割対象の禁止伝説枠が一緒に選出された場合かなり過労死する確率が高いです

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f:id:no-name-no-life:20210622200904p:plainf:id:no-name-no-life:20210722224712p:plainf:id:no-name-no-life:20210722021356p:plain(強引にダイマで潰します)

f:id:no-name-no-life:20210906215707p:plainf:id:no-name-no-life:20210906204205p:plain(わかりやすく呼び込むため処理自体は安定しやすいです)

イベルザシアンはかなり高確率で 初手イベルの裏ザシアンメタモンでやってきたため初手ファイヤーで飛行技を誘ってヤンギ繰り出し 珠ダイマしてきたときはヤンギもダイマして応戦 悪の波動とかで殴ってきたときは地震でザシアンを倒す すると相手はイベルタル+メタモンになっているのでかなり有利に戦いを進めることができました メタモン入りに関しては某実況者大会よろしく選出の3すくみと極力ザシアンを序盤から出さないことを心掛けていました

苦手な相手

割と軽いノリで作った割にはネクロズマ以外はそれなりに最上位の禁止伝説に厚くなっている気がするので イベルザシアン オーガザシアン 黒バドザシアン等 ザシアン入りのサイクルに対してはかなりの力を発揮してくれました 一方で上位の禁止伝説の中では日食ネクロズマにかなり不安定でした 中堅ではゼクロムディアルガ始め禁止伝説龍の対処が悩ましく ディアルガゼクロム等は巨獣斬半減に加え火力と先制ダイドラグーンによる超耐久を誇るためザシアン等に比べると若干少なめなものの じわじわと増えているのが嫌ですね(直球) ちなみにヤマゲロゲがダイマ切ってゼクロムに勝てないのはヤマゲロゲ全く悪くないです 相手が悪いだけで 正直ディアパルレシゼクは火力で殴ってくるだけなんで別にいいんですが麻痺巻いてぐるぐる回って変身する彼が一番嫌ですね 

一般枠ではやはりエースバーン・ウーラオスがかなり重いです ウーラは初手ヤンギ→ヤシアンで襷潰しつつ強引につぶすことができればいいんですが…カグヤをヤーマンダやヤンドロスに替えると今度はドリュウズが重くなっちゃうんでそれがこのヤーティの限界かもしれません…

最後に

S12サイクル戦が成立するかも怪しいと言われておりますが一部の超弩級サイクルブレイカーに目をつむればまだいける…そんな気はします が、しかし例えばアルセウスやBDSPやっている人にS12面白いからやろうぜ!と言えるかというとそうでもない(問題の本質はクッソ長い期間でもあるので)という

昔イ○てQのロケット花火祭りでお祭り男が「危険な撮影になると思います。命の危険を感じたらすぐ逃げてください。しかし、進めると思ったら一歩だけ まだいけると思ったらもう一歩」と言っていたのと似たような感情です もう無理と思ったらおとなしく逃げましょう けどこの記事見てちょこっとでもやる気になってもらえたらうれしいです (個人的には久々にヤトリック仕様でまあまあ爽快感のあるヤーティで楽しかったです)

 

終わり

 

frip's nao's Side

 

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ボーカルがnaoさんの時代のfripSideのコンピレーションアルバム『nao complete anthology』より某サイトの再生リストに入っている楽曲から抜粋しただけの記事です nao時代の楽曲は基本サブスクでも配信されていないため 気に入った曲があったら是非『nao complete anthology 』を買ってみてください(10枚組なので結構値は張りますが)

Disc01 

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Disc02

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Disc03

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Disc04

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Dics06

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Disc08

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Title:the chaostic world

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Disc10

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Title:Piece of azure

 

個人的にはtransient wind,the chaostic world,Piece of azure,never no astray が好みです

Disc単位なら 04(binsry dight) 06(split tears) かな?

【ヤケモン対戦史(第8世代)】青い竜に愛をこめて【冠の雪原・禁止伝説戦編】

f:id:no-name-no-life:20211229092536j:image

 

ノーネームと申します。

8世代のヤケモン対戦史 恐らくこれで最後になると思います。

前回、前々回は↓からどうぞ

no-name-no-life.hatenablog.com

no-name-no-life.hatenablog.comとri 

 

2021年10月中旬 DLC第2弾『冠の雪原』配信/冠の雪原環境議

ポケモンとしてのカントー3鳥のリージョンフォーム、レジエレキ・レジドラゴ、レイスポス・ブリザポス、バドレックスを含む約60種類のポケモンが冠図鑑として、そして準伝説・伝説のポケモンもすべて解禁された。一般ポケモン種族値で勝る準伝説とダイマックスが併さって環境がそのままなんてことはなく役割論理も否応なしに飲み込まれていくのであった…中でも最も大きく環境を変貌させた要素といえばサンダーの暴風習得であり、ダイマックスアタッカーとして一気に凶悪化、電気受けではなくサンダー受けが必要となり、同時にサンダー受けに強いポケモンの採用率も上昇、かつてないパワーインフレの中で冠ヤーティの枠組みが定まっていくと同時に多様化するアタッカーへの対処に頭を悩ませることになる 

議論はまず冠の雪原にて解禁される候補の議論(12月上旬)そして既存ヤケモンに対する議論(第5回、第6回昇降格議論)の3回に分けて行われた

強くなったヤケモン

f:id:no-name-no-life:20210622204816p:plain…念願の暴風習得により有利対面から安易なフェアリーの後出しを許さないように 威嚇と耐性に加えダイマックス時の性能からエースバーンをはじめとする物理アタッカーに対する性能を認められ議論では満場一致で昇格となった。鎧の孤島時代エースバーン対策として用いられてきたヤャラドスに比べるとやはり裏への負担の大きさが段違いで、竜星暴風で負担をかけ、ハイドロポンプカバランドを葬り、大文字でカグヤナットを焼く、と三面六臂の大活躍で若干地味だった7世代から一転、不動のヤーティのエースへと駆け上がった。(通常山田自体は2軍でしたが)

f:id:no-name-no-life:20210906211947p:plain…暴風習得という未だに修正されないバグによりめざパ廃止でもおつりがくるほどの攻撃面の強化を得た。暴風によりこれまでは役割を持たれていたドラゴンに大しても後出しを許さなくなり最高峰の崩し能力を持つヤケモンとしてこちらも満場一致で昇格となった。山田と比べ火力自体は高い一方明確な有利な範囲は若干狭めであるため注意は必要であるものの、逆に悪くない耐久・少ない弱点と併さりこちらは明確に苦手な相手が少ないという役割のもたれにくいヤケモンとして君臨することとなる。

f:id:no-name-no-life:20210722021218p:plain…サンダーの暴風習得は異教徒役割論理界隈関係なく環境変化の根底を担った為、自然とサンダーに役割を持てるヤケモンに注目が集まることになった。前世代はチョッキテテフ、メガヤンギラスといった汎用特殊受けの存在、Zの瞬発火力に押し切られがちとあまり良いところがなかったがサンダーやガラルファイヤーの流行によりダイジェットに受け出し、氷技で遂行できるヤジアイスも評価され、ヤケモンとして返り咲くこととなった。尚、フリーズドライは与えられず。なんで?(殺意)

f:id:no-name-no-life:20210430111224p:plain…第3のエースバーン対策枠 山田と比較するとヤャラドス同様一致技が一つであるため引かれた場合に負担が小さくなるという欠点を抱えつつもエースバーン・ドリュウズに加えミミッキュに対する安定感をヤーティに与えることができるためこちらも高い評価を受け満場一致で昇格した。ダイマックスしても強いがヤンドロスの真価はある環境で発揮されることになる。

f:id:no-name-no-life:20210723194742p:plain(チョッキ)…ヤジアイス同様サンダーの台頭により注目を浴びた。ヤジアイス・ヤンギラスと比較するとチョッキ込みでもやや不安定かつ火力アイテムを持てない一方、ウツロイドにも役割を持て、尚且つミミッキュの後出しも許さない点で勝る。尚鉢巻ヤンデヤンデはあっさり落第してしまった。悲しい。

f:id:no-name-no-life:20210906210115p:plain…上記のように環境がサンダーを中心に回り始めたことからサンダーメタのメタポケモンの使用率も上昇、その代表格がウーラオスである。威嚇を用いた誤魔化しもできない対策困難ポケモンに対し、数値と耐性で安定するヤケモンとしてヤッシブーンが注目を集めることとなった。同じような枠のレヒレ・ブルルと比較すると単純な物理耐久の高さ、ガブリアスマンムー等地味に対策の難しい物理アタッカーにも役割を持てる点で優れている。

f:id:no-name-no-life:20210622205157p:plainアシレーヌマリルリの登場により着々と活躍の場は増えていたがウツロイドカプ・レヒレの登場で採用する意義が大きく上昇した。個人的にはまだ7世代の雄姿には程遠いと思っているが辛酸を舐めた初期と比較するとようやくヤットレイの春が来たといえる。

f:id:no-name-no-life:20210622214215p:plain…ヤットレイ同様かつての役割対象である霊獣ランドロステッカグヤの登場で出番を増やした。役割対象の増加により以前から優秀とされていた火力を発揮できる場面の増加にもつながり、水・電タイプのライバルがインフレについていけなくなったというのもあるが微妙な立ち位置だった初期環境から一気にヤーティの主力へと躍り出ることととなった。

f:id:no-name-no-life:20210722020701p:plainジバコイル程度しか役割対象のいなかった鎧の時期と比較し、レジエレキ・フェローチェという役割対象が出現しようやく火力を活かせる環境へ 電気対策を担った前作からすると電気トップメタのサンダーに役割が持てないのは痛いが…

弱体化したヤケモン

f:id:no-name-no-life:20210430160005p:plain…直接の弱体化は受けなかったもののダイマックスによる耐久上昇によりCの低さが浮き彫りになった。役割対象自体はウオノラゴン・ウーラオスと絶対に替えの利かない範囲を持っており、ミストメイカーによる味方のサポート性能は健在であるものの、万能ヤケモンだった7世代と比較して使いにくさは否めない。

f:id:no-name-no-life:20210622204749p:plain/f:id:no-name-no-life:20210906204520p:plain(落第)…前作では2体ともヤケモン2軍であったがヤイリューは山田の暴風習得したことからあえてあえて採用する理由がなくなり、ウツロイドはヤンギラスと比較しやはり耐久面に難があるため落第となった。決して完全な劣化ないもの山田・ヤンギラスと比較し強みが出るという場面がやはりサイクル戦の中で活きにくいのである。ただ山田ヤンギがいなければ昇格していただろうなとは思う。

f:id:no-name-no-life:20210921141731p:plain(落第)…前作では汎用特殊受けとして大活躍だったがサイコフィールドの倍率低下、ダイマックス環境では遂行したい相手に対し耐久も火力も足りない…等ヤジアイスの立場を奪ってしまった前作と一転こちらの欠点が目立つようになってしまい落第してしまった。

落第)…前作では珠を占有できるコケコ・ボルト受けとして活躍したが、今作ではそもそも珠力尽くとダイマックスの相性が悪さ、電気最王手のサンダーが受からない等強みがなくなってしまった。

f:id:no-name-no-life:20210906203213p:plain/f:id:no-name-no-life:20210906203157p:plain(落第)…ヤティ姉妹の落第が2021年役割論理の世界で大きな事件だったのではないだろうか。長らく役割論理を支えてきたヤケモンだが環境の変化には逆らうことはできず暫く一線を引くこととなった。

原因としては

・サンダーの暴風習得による電気方面への役割がほぼ消失したこと

・環境で生き残った格闘に対し役割どころか不利であること(エースバーン/ウーラオス/フェローチェ)

また、役割関係のない対面からの強引な崩し能力もヤティの魅力ではあったがダイマックスによってそれもやりにくくなったことが挙げられる。不意のダイマをされるとヤティでは削り切れないし、またヤティ自体のダイマックスがそこまで強くないというのもある。

f:id:no-name-no-life:20210430122942p:plain/f:id:no-name-no-life:20210622215346p:plain(落第)…7世代ではメガを前提とした運用だったがやはりメガを失って通常形態では運用が困難とされて落第することとなった。メタグロスはいったんは昇格したものの鋼としての能力の低さ、強みであった対流の不安定さを指摘され既存ヤケモンの剣盾第6回昇・降格議論で落第することとなった。

f:id:no-name-no-life:20210722020732p:plainf:id:no-name-no-life:20211225234608p:plain(落第)…登場以来主力としてヤーティを支えてきたヤケモンたちだがインフレによって耐久が不足するように 特に水/フェアリーはレヒレの項目で述べているように凶悪な物理アタッカーを相手にする必要があり、アシレーヌ自体の刺さりも鎧時代ほどではなくなったため、繰り出せる程度の耐久が要求され、結果としてそれを満たせないヤシレーヌは落第することとなった。ヒートヤトムはリザードントゲキッスが環境からいなくなり代わりに帰って来たテッカグヤはメテオビーム持ち…と役割対象が激減して採用する意義を見出せなくなってしまったため落第することとなった。

剣盾第5回及び第6回昇・降格議論では既存の(鎧の孤島まで)のヤケモンにも冠の雪原環境でも通用するかのメスが入った。その結果ヤザンドラ・ヤリジオン・ヤャンデラ・ヤゲキッス・ヤルガルド・ヤルビアル等など多くの既存ヤケモンが落第する死屍累々の結果となった。

2021年2月~禁止伝説戦開幕(シリーズ8)

冠の雪原議論が終了し一息をついた所、公式から耳を疑うようなルールが発表される。

そう、言わずと知れた竜王戦ルールである。役割論理専用wikiには(一応)禁止伝説戦の考察ページがあるものの実際は禁止伝説を複数採用した6350想定のもので尚且つ机上論の部分が多く実質手探りの状態で禁止伝説ランクマッチに挑むことになった。

その中で禁止伝説の中でダイマ不可というハンデを持っても圧倒的性能を持つザシアン、ダイマックスが強烈な日食ネクロズマイベルタル、登場以来水技の火力だけで禁止伝説の使えるルールで一線級を保つカイオーガ、ザシアン同様ダイマックスできないものの高水準のステータスを持ちアタッカ・耐久両方可能なムゲンダイナ、ザシアンを超えるSから強烈な霊技を放つ黒馬バドレックスが伝説の中では1つ抜けた存在として注目されることとなる。またシリーズ10では禁止伝説1体投入可能且つ念願の(?)ダイマックス禁止ルールが採用される運びとなった。

注目されたヤケモン

f:id:no-name-no-life:20210722234902p:plain/…規格外の火力・対ダイマックス技・優秀な耐性・無振りでも100族を抜ける素早さ・専用持ち物で他のヤケモンに神器を回せる…とダイマックスをできないことを加味してもそれを補って有り余る性能を秘めたガラルの禁止伝説ヤケモン ヤシアン自体もメジャーなミミッキュウツロイドに加え。イベルタルキュレム、ゼルネアスと禁止伝説に役割を持つため強力なヤケモンといえる。当然禁止伝説の中でもずば抜けた性能を持つが基本的に接触技がメインのためゴツメ・静電気・炎の身体に弱く、このルールでザシアン対策の無いパーティなんて存在しないため、相手がどうメタっているかしっかり見極めた運用が必要になる。また基本的に朽ちた剣を持たせるが、鉢巻を持たせるとじゃれつくがヌオーでも止まらなくなるため一部では鉢巻を持たせることもあった。

 

f:id:no-name-no-life:20210722021316p:plain…2つの準専用技が優秀なザシアンメタになりうる禁止伝説ヤケモン インファには注意だが基本的にザシアンには有利加、えて高火力のエスパー技の存在・弱点軽減のプリズムアーマーの存在からムゲンダイナに最も有利な安定感重視の禁止伝説ヤケモンである ヤシアンと違いヌオーで止まらないが 鋼には案外止められてしまうため注意。数値の化身となる強力なダイマックスに反しフォトンゲイザー素体のダイサイコは特殊でサイコファングを投入すると残りの1枠に地震ストーンエッジ・熱風とサブのスペースが狭まる…とメタグロスのように技に悩むヤケモンである。

f:id:no-name-no-life:20210430163131p:plain…耐性は微妙だが水1/4によりカイオーガに役割の持てるシンオウの空間竜である。Wヤュレム共々オーガサンダーナット対策として注目を浴びることになった。火力も範囲も優秀でカイオーガがいない場合でも弱点の少なさから活躍の開会は大きいが禁止伝説ヤケモンの中では若干脆い面があるため注意が必要である。

f:id:no-name-no-life:20210723202252p:plain…禁止伝説ヤケモンの中でもトップクラスにダイマックスが強烈な空間の神 少ない弱点と広い技範囲、自らの耐久を強化するダイマックス技で並のポケモンでは太刀打ちできない数値の塊と化すがウーラオスランドロス等禁止伝説環境で使われるヤケモンと弱点が被りがちでこれらが露骨に重くなってしまうという事は稀によくある。耐性的にヤルキアやヤシラム、ヤゲンダイナと比べてサンダーにより役割を持てるはずなのに怪電波でいまいち安定感がないのはご愛敬。

f:id:no-name-no-life:20210430144818p:plain…本来ならばヤーティ神の化身 と呼ぶべき高貴なる存在なのだが 禁止伝説が1体しか入れることのできないルールだと厳しいものが多.い。 タイプ上有利なはずのネクロズマダイマ+弱点保険が絡むと苦しく 明確に有利なのは黒バドレックス程度である。バドレックスに役割の持てるヤケモンは貴重ではあるのだがそれだけの為に禁止伝説の枠を割きにくいのも現状である。個人的には禁止伝説級を複数採用可能なルールだと一気に強くなる存在だと考えている。

f:id:no-name-no-life:20210430180102p:plain…じゃれつくとインファを習得したことにより伝説の威厳と引き換えに物理型も可能に ザシアンやネクロズマには注意が必要だが特殊型と思って出てきた特殊受けを粉砕しまくる試合が多発、総合的にロジックして受け構築に強い存在になることに。

f:id:no-name-no-life:20210722224712p:plain/f:id:no-name-no-life:20210722020701p:plain…環境トップメタのザシアン対策となる2体である。耐久に振っても巨獣斬は相当入ってしまい、それぞれワイルドボルトかみくだくを持たれていた場合破壊されてしまう、がそれでも鋼・妖・格闘の範囲を半減する存在が貴重で本ルールにおいては安定した活躍が可能だった。両者とも火力自慢のヤケモンであり、ヤァイヤーはヤラヤラより若干耐久で勝り、炎,の体による勝ち筋が狙える、浮いていることにより、地震持ちのネクロズマにも強い、ヤラヤラは壁要因やレジエレキに強い、専用持ち物で神器を他に回すことが可能とそれぞれ利点がある。

f:id:no-name-no-life:20210722021004p:plain/f:id:no-name-no-life:20210722021026p:plain…水無効によりカイオーガ対策として脚光を浴びた。水無効は他のヤケモンにはない持ち味である一方相手からしても交代することはバレバレで 交代際の冷凍ビームが割と痛い、カイオーガに繰り出せても控え目のAC種族値故神器を持つかダイマックスでもしないと後続の負担が軽いなど悩ましくダイマ禁止のシリーズ10ではそれがより顕著になった。カイオーガ対面でナットレイが出てきたりサンダーが出てきたりするのでなおさらである。しかし禁止伝説の対策枠を1枠に圧縮できることは大きく禁止伝説がヤルキアやヤュレムでもない限りは大体ヤーティに投入されていた。また、水無効の枠として2軍候補未満ながらエレザードが起用されることも稀にあった と言われている。

f:id:no-name-no-life:20210722021246p:plainサンダー他対策必須の黒馬バドレックス、イベルタル、レシラム、Wキュレムにも役割を持てるため大体のヤーティで採用されることになる。破格の役割範囲を誇る一方で持ち物が帯になりがちでザシアン、ウオノラゴン、ウーラオス等の低負担降臨を許しがちになるため注意。鉢巻が回ってくれば強いが…

シリーズ10

(鉢巻)…シリーズ10にて一部で密かに人気が上昇 禁止伝説に対する刺さりは微妙なもののランドロスマンムー、ウーラオス、ウオノラゴンなどこちらのヤーティを上から粉砕する強力な物理ATに対し強めなことが理由である。単格闘ゆえの一致技の範囲と地味にサブの火力の低さ、ほぼ鉢巻を占有してしまうことはデメリットだが耐久力は間違いなく高く、意外な強さを見せることになる。

f:id:no-name-no-life:20210722020945p:plain…シリーズ10になると鉢巻ヤンドロスが安定した活躍を誇るようになった。ダイマ禁止の恩恵を受けるザシアン・ムゲンダイナに対し高い打点を持てるようになり、一般的な物理受けとして用いられたヌオー等に受けを許さずゴリ推すことが可能だったのである。いずれも対面ではあるがヤンドロスの汎用性の高さ、火力の優秀さが改めて示された結果となる。

f:id:no-name-no-life:20210430111417p:plainダイマックス禁止によりランドロスが飛行技を採用しなくなり7世代のような役割が復活、ポリゴン2、ウーラオス、ゴリランダーなども加え使用率上位の一般ポケモンを幅広くカバーできるようになることから汎用性がこれまで以上に高まった。ヤンドロスの鉢巻も大変有用だがヤッシブーンも有利対面からの鉢巻インファイトで裏から出てくる伝説を消し飛ばしたりできるためどちらにも持たせたいという悩ましい問題が発生することとなった

f:id:no-name-no-life:20210906203157p:plain/f:id:no-name-no-life:20210906203213p:plain…シリーズ10のルール変更によりヤティ姉妹も評価を見直されることになった。禁止伝説の存在は禁止伝説を受けるために火力を削って耐久を確保したポケモンを増やし、それがヤティの役割対象になったのである。サンダーはその典型的な例である。そしてダイマックス禁止はヤティの持ち味である拘り眼鏡による等倍ごり押しを可能にし、受け出しの不安(役割対象の不足)と火力不足を同時に解消し、カバラグ等のステロ要因を葬る草蒸すび、ザシアンに差し込むマジフレなどサブの充実も刺さりの改善と相まって活きる結果となった。特にメガクチートよろしくザシアンとの組み合わせはタイプの補完も役割の補完も優秀でとあるヤティアス入りの構築はレート2000を達成することとなった。やったね。

 

総括

8世代はダイマックスというサイクル戦と相反するシステムが導入され役割論理という戦法の成立が心配されたものの(3世代連続)無事、その役割を本世代も全うすることとなりそうです。毎シーズンとはいかないものの時たま1900、2000到達の報が届いていたのがその証拠とも言えます。ただ個人的に8世代になって悩ましく思うことは

・基本的には火力>耐久という価値観だった役割論理においてダイマックスの登場により火力よりも耐久がまず求められる=火力の高いヤケモンが落第し結果的に耐久ポケモンを崩しにくくなること(役割を持ちにくいが持たれにくいヤケモンの減少)

・ヤシレーヌ・ヤゲキッスが使いにくくなったことによるドラパルトの重さ ダイマカイリューというどうしようもない存在の存在

・こだわりアイテム持ちをダイマさせるプレイング難度

・ウーラオスフェローチェ、エースバーンなど格闘冬の時代を生き残った格闘枠に役割を持てないエスパーヤケモンの価値の大暴落

・鉢巻ウオノラゴン

レジアイスフリーズドライを習得しない

特に1・2番目に関しては、深刻なものだと思っています。7世代で言えばメガヤラクロスでゲンガーやゲッコウガを倒す…そんなサイクルを崩す能力に加え耐久と火力のおかげで面倒な連中を対面で対処する存在が少なくなってしまいました。2番目もレヒレの火力程度じゃ保険起動させると対面で勝つことも難しいのが悩みどころですね。

今世代は過去にないほど議論の回数があったため、したがって使用したヤケモンの数も多く、7世代に比べて強くなったり、弱くなったり世代の中で使いやすくなったりするヤケモンがいてそれ自体は楽しかったですね。(どうしようもない候補は本当にどうしようもなかったですが…)後は論者の方がレンタルチームをのっけてくれる為育成難度の改善も相まって多くの候補を使うことができました。本当にありがとうございます。

 

長々と書き連ねてきましたがこの辺で8世代のヤケモン対戦史も終わりにしようと思います。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

 

終わり

【ヤケモン対戦史(第8世代)】Everlasting Role【HOME解禁~鎧の孤島上位禁止(シリーズ6)】

だいf:id:no-name-no-life:20211226001638j:image

こんばんは ノーネームと申します。8世代のヤケモン対戦史、今回はHOME解禁からシリーズ6まで 初期環境は前回をご覧ください。

no-name-no-life.hatenablog.com

Pokemon HOME解禁

8世代版ポケモンバンクというべき(?)機能を持ちこれにより過去作からガラルへのポケモン輸送が可能に 解禁に伴いガラルに出現するポケモンの別リージョンフォルムとアローラ御三家ポケモンが解禁された 解禁された新規候補としてアシレーヌガオガエンに加えキョダイマックスラプラスの対策になりえる候補とされたモスノウ・チョッキGヒヒダルマが議論の対象となった。

強くなったヤケモン

…前作こそレヒレに押され気味で若干影が薄かったもののリストラによる火力耐久がデフレした環境ではその火力の高さが抜群に生きる形になった。高い等倍火力・若干不足しがちな耐久を補ってくれるダイマ性能に加え対ドラパルトサザンはじめヒヒダルマやウオノラゴンの処理とヤーティにとって厄介な面々を処理してくれることが評価され議論では満場一致の昇格となった。耐久は正直怪しい部分があるものの蒸気を含めてヤシレーヌの刺さりが極めて良かったため強気な選出しても括約できたという背景はある。眼鏡ムンフォで飛ばしたダイマドラパは数知れず・・・

ガラル御三家夢特性解禁&DLC『鎧の孤島』配信

6月頭にHOME連携の特典として夢特性のサルノリ・ヒバニー・メッソンが配信された、これによりグラスメイカーゴリランダー・リベロエースバーン・スナイパーインテレオンが解禁され中でもリベロエースバーンは前作の汚い蛙忍者を彷彿とさせる圧倒的パワーで瞬く間にランクマッチを制圧した 役割論理も例外ではなくエースバーン対策を講じるのが急務とされた。また鎧の孤島配信により約200種類ほどのポケモン+図鑑には乗っていないが3闘も解禁され初期議論同様に『鎧の孤島』議論が行われることと相成った。

環境は相変わらずのドラパルトミミッキュトゲキッスドリュウズに加えエースバーンゴリランダーポリ2などの躍進により崩壊し、一方でエアームド・ラッキーの受けループの主要パーツも復活したためヤーティは両方への対応を迫られることに、特にエースバーンとポリ2が組んだ場合の対処に悩まされることになった。またこのころはまだウーラは連撃優勢である。

強くなったヤケモン

…火力は変わらず優秀なままロトム全般、ゴリランダー、トゲキッス、エースバーン、Dに振っていないポリ2などに強いことから高い評価を得て昇格した 特に電気、エースバーン両方勝ちうるというのは大きな長所である 一方で耐久は若干のもろさがあるため注意が必要である。

リーフストーム習得により特殊メインの方も使用可能になり使い勝手が向上 草と格闘の役割範囲を併せ持ち、それなりに採用率を持つ水妖組やジバコイル、ノーマル耐久に強気に出ることができる刺さりの良さから鎧時代の優秀なヤケモンとして役割論理を支え続けた。ただやっぱりAC90はきついものがある・・・

f:id:no-name-no-life:20210622204735p:plain…エースバーンに最も役割が持てるといって過言でもないヤケモンとしてリベロバーン登場以来一気に(初期ですら低くはなかった)評価がさらに上昇した。ダイロックの存在からダイマの切り合いで勝てるだけではなく、威嚇で粘って後続のヤラミドロ・ヤサイドン・ヤッチラゴンなどエースバーンに不利を取らないヤケモンのダイマで切り返すという処理ルートが確立された エレキボールで即死することを加味しても鎧期のヤーティにおける貢献度は計り知れない 一方で遂行できない相手への負担は軽くなりがちであるためダイマをすかされ耐久ポケに引かれて負けという事もよくあった

 

新規ヤケモン

f:id:no-name-no-life:20201002224958p:plain(一撃)…メジャーなポケモンで有利を取るのはドラパルト・ポリ2くらいであるものの鉢巻暗黒強打で受けを次々を粉砕することが評価され昇格 一方連撃ウーラスはヒヒダルマやウオノラゴンに強めで一見有用そうであるもののヤーティの絶対的な枠であるヤャラドスと枠を競合することや格闘ゆえの包囲網が厳しく落第となった。

弱体化したヤケモン(候補) 

/…ヤドランは念願のハイドロポンプ、ヤラヤラはシャドーボーンよりも火力の高いポルタ―ガイストを習得し、ダイマとの相性も悪くないもののイマイチ環境への刺さりがよくないこと、ヤドランはダイマ環境では再生力もヤーティではあまり役に立ちにくいこと、役割対象の少なさから残念ながら落第となった。

f:id:no-name-no-life:20210807230912p:plainアシレ解禁時はまだまだいけるという感じだったがマリルリも解禁されじりじりと7世代のようなフェアリー包囲網に囲まれ始めた 

ランクバトルシリーズ6(上位禁止ルール環境)

公式からのアナウンスで鎧の孤島解禁以来使用率上位の以下のポケモンの使用禁止ルールが発表される 

フシギバナ ギャラドス ポリ2 バンギラス コータス カバルドン ジバコイル

トゲキッス エルフーン ドリュウズ ガオガエン ミミッキュ ゴリランダー   エースバーン イヱッサン ドラパルト

なぜかダブルもシングルも一括して計上する謎の規制リストだがヨロイの孤島解禁よりも大きな変化をランクバトルにもたらすこととなる。シリーズが始まりギリギリ規制を回避したウーラオスとそれを抑え込むフェアリーの需要が増加し、それに伴いヤケモンの評価も変動していった。なお特殊ルールの考察自体は行われるものの議論は行われなかった。

強くなったヤケモン

f:id:no-name-no-life:20201002224958p:plain(連撃)…通常環境で落第してしまった為ヤケモンと呼んでいいのかは疑問が残るが前述のように目の上のたんこぶがいなくなったために、またヤャラがヤーティに入れられなくなった(エースバーンも出禁になったため入れる必要がなくなったともいえる)ためヤリルリとともに水物理アタッカーとして活躍の場が増えた。鉢巻水流連打でルガルガンホルードの襷もろとも粉砕するのは単純に強力でダイマの威力の関係上鉢巻を持つことが多かった。また一撃ウーラの暗黒強打に対し繰り出しインファイトと水流連打で撃ち合って処理ルートが取れるのも優秀である。

f:id:no-name-no-life:20211225195022p:plain…上位禁止ルールではウーラオスが猛威を振るった為ウーラオス受けとしてのアシレーヌマリルリキュワワー等フェアリー、モジャンボラフレシアの使用率が伸びたがそれらに刺さるヤケモンとしてヤズレイドの評価が高まることなる。フェアリー・水・草技に耐性を持ち尚且つ高い打点を持つことが評価されたのである。リーフストームヤザンの竜星並みの火力があるため等倍で通れば1匹持っていくことができ、草半減に対し繰り出されるリザードンやパッチラゴンにはヘドロ爆弾が良い刺さりをした。しかし眼鏡を持つ都合上ウーラとヤズレイドはダイマが弱く飛行技も一貫しているため上手く3体目でフォローしてやる必要はあった。ここではヤズレイドをピックアップしたが他の草ヤケモン(カットヤトム・ヤリジオン・ヤットレイ)も環境に後押しされ優秀なヤケモンとして活躍の場が広がったシリーズでもある

/…トップメタの一角パッチラゴン対策としてさらなる評価を得た。交代際のダイドラグーンは痛いため上手く捨てを活用するかフェアリーで交わしてやる必要はある。ヤサイドンに至ってはパッチラゴンどころかホルードにすらダイマの切り合いで勝ったことがある。正直使っていて自分でも困惑した。

/…ゲンガーやウルガモスなどヤザン・ヤラミで対処しにくいポケモンが使用率を高めたため半数値受けのこの2体も評価された。特にヤメルゴンは粉要因も増えたため採用意義を見出せるようになった

そしてシリーズ6も中盤に差し掛かった10月中盤DLC第2弾『冠の雪原』が配信されることになる・・・

つづく・・・

【ヤケモン対戦史(第8世代)】YT・刻をこえて【初期環境編】

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はじめに

こんにちは ノーネームと申します

今年も年の瀬、気づけばソード・シールド発売から2年、冠の雪原配信から1年経過しており恐らくですがガラルでは大きな環境変化はないと思われるため対戦史と題し剣盾の役割論理の戦いを振り返ってみようという記事です。

剣盾発売・剣盾初期環境

ポケモン剣盾では所謂リストラが行われることが周知されており(されてた?)これにより使用ヤケモンの制限に加え新要素による環境の変化予想されたため7世代のヤケモンをベースにするよりは7世代以前で2軍候補だったポケモン+新規候補を対象にし初期環境における初期環境における昇降格議論が行われた。議論期間は2019年の11月~2020年の2月の期間で行われ3か月間で各候補の使用感を集め2月からの議論でヤケモンか否かの議論及び多数決で決定した。

環境が固まり切ったわけではないものの当時の環境で猛威を振るうドラパミミキッスギャラドリュウズ等のダイマアタッカー、ロトムをはじめとする電気対策、アマガヌオーGサニーゴといった耐久ポケモンに対し役割の持てる候補が高い評価を集めた。

強くなったヤケモン

f:id:no-name-no-life:20211225235140p:plain…いまいち役割対象に恵まれなかった前世代に比べ、ヒートロトムバンギラスミミッキュトゲキッス等有利に戦うことができるポケモンの使用率が上がったため需要が上昇 ダイマックスによるHP上昇+一致ダイマックス技が両方低めの特殊耐久を補う効果を持つためダイマックスからの役割遂行から2タテ3タテすることも少なくはなかった。またダイマ込みの耐久の高さからヤンギラス同様ギャラドスを後出しから狩るという離れ業も可能だった。

f:id:no-name-no-life:20210622205730p:plain…カプがいなくなったため相対的に評価を集め、等倍ごり押しのできる対ドラパルト・サザンドラ要因として支持された。 特にトゲキッスダイマックス技の威力により神器を持たせなくても、火力の押し付けができるようになり前世代までの「ライバルが多く、尚且つ神器を要する」という論評を覆しての昇格となった。 

f:id:no-name-no-life:20210807230912p:plainミミッキュこそ健在であるものの7世代で目の上のたんこぶだったカプが消失したことに加えロトムやガラルサニーゴがいることから安定感が上昇 ヤゲキッス同様広い一致技の範囲でサイクルを荒らしつくし初期環境の強力な特殊ヤケモンの一角を担った。 残ったフェアリーも悉く鋼の弱点が残っているため、強烈にフェアリーを呼び 尚且つラスターカノンを使えるヤザンドラにありがたい環境でもあった。

f:id:no-name-no-life:20210622214652p:plain「最強のヤケモン」の名前をほしいままにした(諸説あり)メガシンカは失ってしまったものの素の数値+耐性による広範囲特殊受けとしての立場は健在であり、飛行・ゴースト・電気受けとして前作から引き続き大活躍 ヤャラヤットヤンギの中では唯一前作と謙遜の無い戦いぶりをしていた。

f:id:no-name-no-life:20210807231402p:plain…メガトンキックが久々に復活 これにより反動を気にしない遂行が可能になり、豊富なサブと相まってロトムトゲキッスや地味に受けにくいリザードンラプラス・ゲンガー等に対する汎用性の高い特殊受けとしての評価が高まった。 またBに振ることでノーマル・厚い脂肪による耐性を活かしたガラルヒヒダルマ受けとしても注目された。 「役割論理の禁忌」とされてきたヤビゴンだが、その汚名(?)を返上することとなった。

f:id:no-name-no-life:20210622204914p:plain…貴重なトゲキッス受けとしての他リザードン・アーマーガア等主に飛行・草タイプへの役割を担った。 ヤキタンザンとは耐久で劣る反面火力が優れるため一長一短である。 特に初期環境におけるヤーティはヤンギ若しくはヤサイドンの搭載率が非常に高くヒートヤトムと併用することでヤーティのキッス耐性を挙げつつ弱点の草タイプをフォローすることができた。

新規ヤケモン

f:id:no-name-no-life:20210906215129p:plain…通称山賀 非常に優秀な耐性でミミッキュドリュウズに役割の持てるヤケモンである。とにかく初期の初期はドリュウズまみれだったためこのヤケモン(若しくはヤャラドス)がいるか否かで対処の安定感が大きく変わるためお世話になった方も多いだろう。夢特性ミラーアーマーで威嚇による誤魔化しを受けないアタッカーである。

役割対象に対する優秀な遂行能力を持つ。 一方でメインウエポンのブレイブバードは耐久を落としてしまいアイアンヘッドは低威力…と攻撃面に悩まされやすいヤケモンではあるが初期のヤーティ構築の屋台骨を担った大功労ヤケモンだと個人的には思う。

f:id:no-name-no-life:20201002223104p:plain…耐久は割とギリギリだが優秀な耐性・極めて優秀な火力を持つキメラヤケモンである。張り切りすぎるのが結構稀に傷だがダイマックスしても補正が乗るためどっこいどっこいといったところ ギャラドスや低速耐久ポケモンから半減に引いたら信じられないような火力を受けてびっくりした方もいるのではないだろうか?ちなみにワイルドボルトは電撃嘴よりも威力は高いが 役割論理の想定する「交換戦では電撃嘴のほうが勝り」「ヤッチラゴンの耐久では反動が痛いこと」、そし「てワイルドボルトの活きる場面は打ち合い且つ後攻の時に限られる」 というロジックから基本的には電撃嘴が用いられる。

/f:id:no-name-no-life:20210430110923p:plain…特性と耐性で水・電気を無効にしそれぞれハイドロポンプ/アクアブレイクパワーウィップを習得したことからH・Wロトム、ウオノラゴン・ドヒドイデ対策として用いられた。のちの議論で落第はしてしまうものの(ネタバレ)別ルールにより注目が集まることになる。

f:id:no-name-no-life:20210430111312p:plain…議論では3大問題児の一角とされたがまさかのドリュウズ昇格。耐久はBDどちらに振ってもギリギリであるものの火力に加えやはりミミッキュはじめフェアリーに対する有利に加えパッチラゴン・ジュラルドンという地味に対処の難しい連中に対する性能が評価された。割とギリギリの昇格ではあったものの、後程レート2000を達成するヤーティが誕生したり、冠雪原の議論を生き残ったりと使用者には評価される印象である。

ORAS時代からネタ要因されていたヤズレイドだったがまさかまさかまさかの昇格。メガフシギバナ削除も大きいが、何気に高い火力も評価された。そして議論中盤以降で評価を上げたことは特記すべきことである。議論中盤で実施された「議論から除外するべき候補」のヤンケートでは除外こそされなかったものの、下から2番目に評価が芳しくなかった。これを覆したのはレンタルヤーティの投稿と丁寧な解説であると思う。初期環境では評価は得たものの割と微妙なヤケモンというある回だったが後程評価を上げる環境がやってくることになる。

弱体化したヤケモン(及び落第生)

f:id:no-name-no-life:20210622204735p:plain…前作が圧倒的な性能を持っていただけ…といえばそうなのだが格闘不遇に加え威嚇無効特性追加によるマンムー等への有利の消失、ダイマックスによるゴツメ不発・耐久増加により紙耐久ポケモンでも不一致弱点を突いただけでは倒せなくなったのが大きい。こちらは物理のダイジェットを使えないためダイマによる等倍押しというのも難しいのも気になる部分である。とはいってもパワーウィップ追加による水ポケモンの役割範囲増加・ウォッシュロトムへの役割破壊能力は増加し威嚇によるサポート(ウオノラゴンやガラルヒヒダルマの対処)そして何よりもドリュに役割の持てる数少ないヤケモンであるため落第するほどではない。

 

f:id:no-name-no-life:20210622205157p:plain…氷等倍の草という特色、鉢巻ジャイロの火力は相変わらずすさまじいが、主戦場の一つである対フェアリーがカプからキッス・ニンフィアにシフトしたことにより炎技を受ける機会が激増、結果としてフェアリー対策としては使いにくくなり水タイプに役割を持つヤケモンとしての性質が強くなった。これだけだとどっこいどっこいに思えるが実践上ではジャイロを撃てる場面が非常に限られるため結果として火力が大きく削られることとなった。また鉢巻を持つのに加えジャイロボール素体のダイスチルの威力が130に下がることから前作に比べ、ヤットレイの火力を実感する場面が激減してしまった。とはいえヤャラドス同様一定の役割範囲が存在し他の草ヤケと比べ高耐久でありウオノラ対策にもなるため(加えて貴重なはたきよういん)落第までは至らなかった。

f:id:no-name-no-life:20211225235242p:plain(落第)…XYでの登場から長らくヤーティを支えてきたが、特色である対草タイプの需要減、対電気(ロトム)要因の増加、単タイプによるヤャラ同様攻撃面の懸念から落第することとなった 特に対電気は竜では火力・一致技の範囲で勝るヤザン、ボルチェンをカットできる水地面組、数値で受けるヤンギ・ヤビと飽和状態であり装飾が必要になる場面もバタフリーの眠り粉程度でその程度で上記のヤケモンを差し置いて使用するまでの評価を得ることはできなかった。

f:id:no-name-no-life:20210622214215p:plain…前作における魅力的な役割対象であったランドロステッカグヤがいなくなり独自の役割対象が少なくなってしまった為、水としては水地面組電気としてはH・Cロトムパッチラゴンとの競合が激しくなった。 再議論の末最終的には技範囲と火力の高さが評価され昇格することとなったが7世代の評価を取り戻すにはしばらく時間がかかることになる。

またこれまで伝統的になされてきた軍分けに関してはDLCコンテンツの判明により定期的に環境変化が訪れることから現状の軍分けは無意味とされヤケモンの括りされた。

つづく・・・

no-name-no-life.hatenablog.com

友人がア〇ウェイになっていた話

こんにちは ノーネームと申します

 

登場人物

わたし…金も気力もない中途半端なダメ人間 当時は仕事を辞めていた

友人A…高校の同級生 優秀な人物で生徒会長も務めていた 教育大学に進学するといっていたが・・・年1でくらいで連絡はしていたはず

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「携帯を変更するので一言良かったら連絡ください」

 友人Aからのラインが入った

 当時わたしは離職中で「もう働くても良い」という退職後の解放感よりもその後にやってくる働かないことからくる社会の圧力、そして貯金を切り崩した生活という危うい生活を続けることに悩んでいたため愚痴り合える相手も欲しくラインに返信し久々だからと電話もかけてみた

 たわいもない話から始まり実は仕事を辞めたことを話すと友人Aの口調も少し変わり始めた 聞けば友人Aは教育大学を退学したらしい 以前の話だと大学自体は楽しんでいる様子でそもそも高校時代から教師になりたいといってたのでやめたのは意外だったがあまりそこに踏み入るのはよしたほうがいいと思ったものの しかし好奇心で今何をやっているのか聞いてしまった

すると返答は要約すると

・別の立場で教育に携わることを考えている

・現在教材等の販売等をやっている

・塾や学校に卸すドリルとか教科書を扱うのかと思ったらそうでもない

・その仕事はある人から紹介されてその人と出会って人生観が変わった

・人生なんて苦労して端金を稼ぐのは馬鹿げている 楽に大金を稼げる方法をその人は知っていて 自分もそれを実践している

・その人は尊敬を集めており、自分以外にもやっている人はいる

・お前も鬼にならないか?(勧誘)

・パーティがあるからぜひ会ってほしい

 

みたいな内容だった…言わずもがなな〇ムウェイだよね

これ以上話をしたら間違いなくダメなパターンだと思った為 やっていることがいかにもアムウェイってことをそれとなく 家族にも相談して自分を見つめ直せって言って電話を強引に切った

切ったはいいが嫌な感情だけが頭と心を暫く渦巻いていた 今思うと最初のラインもカモを選定するためだったと思う 

単純な餌につられこんな嫌な思いをしてしまったこと 高校時代から連絡 を取っている多くはない友人の一人が 他人を騙し、搾取する道へ進んでしまったこと 雨降りしきる冬の空を見ながら一層憂鬱は深まってしまった 

CalyrexCalyrexCalyrex

 

最近アムウェイのニュースをよく目にするので思い出してしまいました

終わり